現実的楽観性のススメ、ポジティブなだけでは人生うまくいかない


ポジティブ思考や幸福の追求は自己改善と関連するよくありがちな目標です。

ですが、必死で幸福を追い求める行動をとるとさらに不幸になることが研究で証明されています。

ポジティブな感情を意識すればするほど、実際にはポジティブな気持ちは減るのです。

・ポジティブ思考は控えめにするべきなのか?

極端にポジティブな人は親密な人間関係やボランティア活動では大変成功しますが、経済や教育の場面で成功しているのは、ほどほどに幸福な人です。

ポジティブ思考を常に意識しているとネガティブな考えが頭に浮かんだ時、決してリラックスできないので神経が逆なでされます。

結局、幸福で楽しい状況よりも、ストレスまみれの常に警戒態勢でいることになります。

他人からいつもポジティブでいることを期待されていると思うと余計なプレッシャーに身をさらすことになります。

そのせいで今まで以上にネガティブな感情を感じる頻度が高くなります。

僕たちには恐れや不安といったネガティブな感情もある程度必要です。

その方が危険な状況に置かれた時、適切な行動がとれるからです。

人はネガティブな感情に耳を貸さなければならないときに不安から身を守るためにポジティブ思考を使うことが多いです。

不安は取り組まなければならない潜在的な問題を指摘してくれますが、それをポジティブ思考で覆ってしまうと長期的には害になる可能性があります。

場合によっては、ネガティブはパフォーマンスを高めるのに有益です。

研究により、機嫌が悪い人の方が機嫌が良い人より質の高い仕事をしたり説得力のある議論をすることが多いことや不機嫌な方が記憶力や精神的正確度が高くなることがわかっています。

ネガティブに考える傾向はネガティブな出来事で受ける苦しみを軽減するという点でも有益です。

例えば、前もって最悪なシナリオを想像しておくと、そうしたネガティブな出来事に備えておけますし、そうなってしまった時にうまく対処できます。

しかし、過剰なネガティブ思考もよくありません。

ネガティブな感情は免疫システムを抑制してストレスレベルと血圧を高くしてしまいます。

・バランスを見つける

ポジティブ思考もネガティブ思考もどちらも私たちの生活の中で必要なのは明らかです。

他の多くのことにも言えますが、大切なのは健全なバランスを見つけることです。

楽観的なのは良いことかもしれませんが、何が現実的で何がそうでないかわからなくならないようにすることが大切です。

心理学者はこれを「現実的楽観性」と呼んでいます。

ポジティブ思考に意識を集中させるよりも現実的楽観性は最善の結果を期待しながら最悪の場合に備えて計画を立てることを勧めています。

うまくいかないかもしれないことや自分が何で苦しんでいるかを考えないようにしたり、それほどわるくないというふりをするよりも、しっかりとそういうネガティブなことにも目を向けましょう。

人生は山あり谷ありですから、バランス良くその良さを味わいましょう。



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